介護職の時代到来!?無資格・未経験から自分に合った働き方を見つけよう

介護職の時代到来!?無資格・未経験から自分に合った働き方を見つけよう

介護職はどうして「無資格」「未経験」でも働けるのか

 

介護をする人材が不足しているから

ご存知の通り、日本は人口が減り続けていく中で、超高齢化社会を迎えようとしています。2060年には人口の2.5人に1人が65歳以上、さらには4人に1人が75歳以上になると算出されており、今より介護を必要とする人が増えることは明らかで、それと同時に「介護職員」の需要が高まるのは必然と言えるでしょう。

【参考資料】介護分野の現状等について|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000489026.pdf

4年後の2025年には245万人もの介護職員が必要と言われているにもかかわらず、今なお介護業界の人手不足は深刻で、1人でも多くの介護職員を確保したいのが国の本音です。だからこそ今、介護職は働き手にとって有利な状況であることも事実。

無資格・未経験でも採用されやすいほか、「勤務時間の融通が効きやすい」「年齢や性別、学歴を問わない」「就職先が多く、転職しやすい」など、一般職では難しかった自分に合った働き方が見つかるかもしれません。

資格以上に人柄が重視される仕事だから
一般的に仕事を始めるためには、就職活動を経て、職場の採用面接をクリアする必要があります。特に中途採用の場合「専門的な知識や経験が豊富な人ほど有利」と考えている方も多いかと思いますが、必ずしもそうとは限りません。なぜなら、介護職員はその人自身が持っているコミュニケーション能力や人柄が重要視されるお仕事だからです。例えば、入居施設で暮らす利用者にとって施設は家であり、介護職員は長い時間を共に過ごす生活のパートナーと言えます。また離れて暮らす利用者の家族にとっても、介護職員は安心して家族をお願いできる存在でなければなりません。そのためにも信頼関係を築くことはとても大切で、人の気持ちに寄り添うことができる人材ほど活躍できる仕事と言えるでしょう。

無資格の介護職員ができること
以下の業務は、無資格でも行うことができるため、介護の資格を持っていなくても、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、デイサービスといった介護関連施設で働くことは可能です。

①生活援助
②送迎業務
③事務系業務

具体的には、介護施設内で利用者の部屋や身の回りの掃除、ベッドメイキング、食事の配膳、洗濯、物品の買い出しなど。介護福祉士の指示の下であれば、無資格でも身体介護を行うこともできます。また通所型の介護サービスの場合、車での送迎が必要です。送迎業務は、普通自動車免許さえ持っていれば介護の資格は必要ありません。

資格のある介護職員にしかできないこと
利用者の自宅に行って介護サービスを提供する「訪問介護」の場合、利用者の体に直接触れながら介助を行う身体介護は、資格がなければ行うことができません。専門的知識が必要なため、有資格者に相談することのできない環境でのサービス提供が難しいためです。

無資格のまま就職するメリット・デメリット
メリット
・初期費用をかけずに就職できる
・すぐに就職活動ができる 

資格がなくても働くことができるため「今すぐ就職先を探したい」という場合にはとても有効です。特に近年は新型コロナウイルスの影響で職を失った人も多く、異業種から介護職へ転向するケースが増えています。介護業界は将来性やニーズがある業種と言えるため、就職難になりにくいことも選ばれる理由なのかもしれません。

デメリット
・給与が異なる職場がある
・できる業務が限られてくる 

介護職は基本給以外に「資格手当」をつけている職場が多く、同じように働いていても資格の有無によって給与が異なるケースがあります。また訪問介護など、資格を持っている人しかできない業務もあるため、いざ働いてみると「自分だけ仕事内容が限られていてもどかしい…」など、仕事のやりがいやモチベーションの低下にもつながるかもしれません。

初心者がまず目指すべき介護の資格「初任者研修」は合格率数%…!というような難しいものではありません。学校で定められたカリキュラムを受講し、修了試験を受けることでほとんどの人が資格を取得することができます。

最終的には「介護福祉士」といった介護職唯一の国家資格を目指す道もありますが、まずは介護の基礎から応用までを学べる「初任者研修」の資格があると安心です。

初めて介護の勉強をするなら「介護職員初任者研修」の資格を取得しよう
初任者研修ではどんなことが学べるの?
初任者研修では、介護の基本用語や体の使い方など、初めて介護の仕事に就く人が身につけておくべき必要な知識を基礎からしっかり学ぶことができます。

「介護職員としてのスタート資格」とも呼ばれており、基本的な用語と体の使い方を知っておくことで、未経験の方でも安心して仕事をスタートすることができるため、資格取得を目指すならまずはここから始めましょう。

どのくらいの期間で資格が取得できるの?
取得までの期間は、学校や選ぶコースによって異なりますが、標準学習期間は1〜4ヶ月と言われています。
<受講期間一例>
働き始める時期や、ライフスタイルに合ったコースを選ぶことができます。

おすすめ学校紹介

三幸福祉カレッジでは、全国で初任者研修を開講しています。短期で資格取得できるコースや、仕事をしながら通学できる週1回コースなど、豊富なコースが用意されています。まずは、ご自身の近くの教室や受講日程を見てみましょう。

 

まとめ
このように無資格でも福祉施設で働くことは可能ですが、資格の有無によって給与や業務量の違いが発生することは致し方ありません。また無資格で働くことに対して不安や負い目を感じるのであれば、資格を取得し、自信を持って介護職に就くことをおすすめします。資格取得のための助成金もあるので、興味のある方は、他の記事もぜひチェックしてみましょう。